ニューポット2024 / Peated Malt / Phenol value 50ppm
日本初となる屋久杉樽による熟成樽に挑戦している小牧蒸溜所では、2025年冬に発表予定のファーストエディションに先駆け、2024年のニューポットを販売いたします。
小牧蒸溜所が位置する鹿児島県さつま町は、周囲を山々囲まれた盆地であることから、夏は蒸し暑く冬は冷え込みが厳しい県内でもっとも日中寒暖差が激しい土地として知られています。この独特な気候により、エンジェルズシェア(樽熟成中にウイスキーが蒸散して量が減ること)が多くなり、必然的に熟成のスピードも早まります。
このように、早期熟成の軽やかでフルーティな味わいのウイスキーを目指す小牧蒸溜所では、発酵や蒸溜の段階から、適切な軽さと甘みを引き出せるプロセスを積極的に選択。麦芽の選定、麦汁の採取法にもこだわり、できるだけ糖度の高いもろみを生成。さらに長めのネックと上向きのラインアームにより蒸気の環流を促し、ライトな酒質へと導くポットスチルを採用しています。度数の高いことで知られるニューポットですが、小牧ウイスキーのものは控えめなアルコール感で、飲み口と舌触りの調和が取れたスムーズなアタックが特徴です。
原酒になる前の粗いかたちながら、目指すべきウイスキーの純粋な姿、すべての原点とも呼べるニューポット。鹿児島から世界を目指すKOMAKI WHISKYの始まりの一歩を見つめ、ともにジャパニーズウイスキーの未来を描き出していただければ幸いです。
Text: 猪飼尚司 / Photo: 白木世志一
ニューポット2024 / Peated Malt / Phenol value 50ppm
品目:ウイスキー、内容量:300ml、アルコール分:60%、原材料名:モルト、原料原産地名:国内製造(モルトウイスキー)、製造者:小牧醸造株式会社(Komaki Distillery)、所在地:鹿児島県薩摩郡さつま町時吉12番地
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